時代は、モノ作りのトータルがわかる真のモデリストを求めています。こうした要請に応えるのがセコリジャパンスクールです。
セコリミラノ校で研修を受けた経験豊富な日本人講師のもとで、基礎からしっかり学び、応用力を養い、国際化時代にも対応
できる実力を身につけていただきます。
セコリ方式は“縫えるパターン”作りが前提になっています。縫製の時間や縫製工場見学を取り入れるなど、常に縫製と素材と
の関連を意識したパターン作りを目指します。
モノ作りをする上で、デザイナーや他の関連部署、さらに縫製工場などとのコミュニケーション能力がモデリストに求められます。
セコリジャパンスクールでは、単にパターンを引くだけではなく、モノ作りのトータルがわかる真のモデリストに近づくための心構え
や仕事の仕方を学びます。
受講生のほとんどがプロの方ばかりです。受講生同士の交流の中から、自発的なセコリ・サークルが生まれています。
企業などの中だけでは得られない経験と交流が貴重な財産になります。
セコリジャパンスクールは、イタリアで最も実績のあるモデリスト養成校・セコリ校とのライセンス契約による世界初の海外校です。
セコリ・ミラノ本校で資格を得た日本人講師が、日本の実情を踏まえて指導します。
イタリア人講師による特別研修、日本人講師・外部特別講師によるスペシャルコース、工場見学などを組み入れます。
セコリジャパンスクールには、正規の講師以外にも優れた特別講師・サポーターの方々が控えており、日本とイタリアの幅広い
ネットワークもセコリならではの魅力です。「世界に通用するモデリスト」を目指すには最高の環境を提供します。
セコリジャパンスクールは日本の実情にあった講習が特徴です。毎年日本各地の有数のアパレル工場の見学を実施しており、
通常では得られない現場の技術を学ぶことができます。
岩手、大阪、小豆島、荘内、唐津、九十九里などの国内有数の高度な技術を持っている工場の見学を実施しています。

リーマン・ショック以来の世界不況で一時期、低価格志向が市場を席巻した観がありましたが、ここへ来て「価値と価格のバランス」、「価値の見直し」といったことが言われ出しています。価格に厳しい消費者は、品質や出来映えに対して厳しい目を無くしたわけではありません。私たちはパターンをはじめモノづくりのレベルを上げる努力を常に怠ってはなりません。
そこで、やはり注目されるのがイタリアです。モーダイタリアは今なお、世界の市場で確固たる存在感を示しています。それは何故でしょうか?
パターンを作るプロセスには、さまざまな方法があります。その中でセコリジャパンスクールは、イタリアのセコリ方式を勉強します。ここで、その考え方・バランスに基づくパターンを学ぶことで、その秘密に迫ることになります。
それは、短時間ではなかなか会得しえないものがありますが、スクールでは時間をかけ繰り返すことによって自然と身につけることが出来るのです。CADやデジタルの時代だからこそ、そういうバックボーンを持つことは、パターンメーカーにとってかけがえのない力になるでしょう。
セコリジャパンスクールは10年目を迎えました。セコリを学んだ多くの受講者が企業で、あるいは学校などでセコリ方式を有効に活用しておられます。共に学びましょう。
私にとってセコリは強力なツールです。
セコリを受講するとなったきっかけは、8年前、私が東京転勤中に知人に事務局を通して紹介いただいた一冊のパンフレットでした。その中の“縫えるパターン”という文字が目に入り、直ぐに東京校に申し込みをしました。一年後、神戸本社に戻ることになり、関西校に編入しましたが、地域的な受け入れ態勢も整っていました。
パタンナーとしての経験を積んでいくうちにパターンと縫製、そして整合性の有るパターンメーキングとは何か、と日々模索している中の受講となり、私にとっては大きな転機となる出会いでした。それまでは経験則や過去のデータが頼りでしたし、また、他のパタンナーとのやりとりの際にも、それぞれが習得してきた製図方式の違いから、話が頓挫したりの連続でした。しかし、セコリを受講しイタリアのバランス感覚や日本では見聞きしたことのない考え方を知ることができ、格段に視野が広がり、的が絞れたように思います。
そして、実際の仕事では自分で仕上げたパターンのチェックはもちろん、他のパタンナーや外注パタンナーのバランスチェックに応用し、パターンの整合性強化とパターンメーキングのスピードアップを実感しています。
“セコリ”を実際に受講した強みの一つに、“~式”や"立場"にとらわれず、“パターンの共通言語”を理解できるところにあると思います。
修了式にはイタリアから講師が訪れ、日本に居ながらにして指導や様々な話を聞くことが出来るのも大きな魅力になっています。
また、セコリ関西校では4年前からセコリ3年修了生の自主運営による“セコリOB会”が発足し、セミナーや研究報告会そして親睦会などを通して交流を図り、「習うセコリから使うセコリへ」をモットーにセコリ修了後もセコリを深く掘り下げる環境が整っています。
私にとって“セコリ”は自分の潜在能力を引き出してくれる強力なツールです。
タイミング良かったセコリとの出会い
若い頃、会社の大先輩である大津康子さんにパターンを習い、凄い人だなと思いました。その大津さんがセコリに行って勉強されているということを知ったのが、セコリという名前との出会いです。その後何年か経ち、ある程度の年齢に達し、自分で仕事の内容に満足出来ず、これから先やっていくためには何かしないといけないと感じていた時、たまたま芯地メーカーの技術セミナーでセコリの話が出て、すぐに受講を決意しました。
年を取るにつれて、教えてくれる人がいなくなりますし、また、ブランドが替わるうちに、仕事中に教わる時間もなくなって来ます。しかし、考えてみると、その年齢になれば、自分が教えるぐらいになっていないといけないのです。
セコリは原型(バーゼ)から入って、応用Ⅰ、応用Ⅱでグレーディングと応用展開に進みますが、私の場合は最初のバーゼで要点を押さえてパターンを引くことを学び、特にラグランの袖の引き方は本当に役に立ちました。セコリを習うとラグランは一発で出来るので楽しいのです。また、バーゼで柴山登光先生からジャケットのくせ取りを習い、工場さんに行ってもきちんと対応できました。グレーディングは大嫌いでしたが、違うブランドに行き、サイズピッチの見直しをした時、習っておいて良かったと痛感しました。ファンタジアでは、自分がやってきたことを振り返り、自信を持って人に教えられることが出来ると思いました。
セコリは繰り返しが多く、訓練している感じです。今、若い人は即、CADでやり出すので、実寸でモノを見て、トワルで組んで確認して、というのが仕事ではなかなか出来なくなってきています。先輩たちのパターンを見ることも、トレースすることもなくなっています。そんなことからもセコリの存在意義が浮かんでくるように思います。
私にとってはセコリは、パターンメーカー・モデリストとしての自分の成長過程や会社が要求していることとうまい具合にタイミングが合ったと感じています。